「英国在住16年」が届けるロンドン生活疑問を解決

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イギリスの食はまずい? 毎週土曜にカンフィフ夫婦が見るテレビ番組「Saturday Kitchen」

ニッシャンです。ここ最近毎日太陽に出会えるので本当に嬉しいです。大変小さなコトですが「喜びを感じる」コトは生きる楽しみの一つだと思います。以前書いたブログ「ラジオ局」のように。(ないよりある方が良いモノの一つということで。)

さて今日は土曜日。カンフィフ夫婦、毎週土曜は早朝6時に起きて娘を仕事場「waitrose」へ送ります。そして、その後、夫婦で週1の“ほぼ”まとまった食品の買い物へ出掛けます。(Tesco テスコへ。)料理は夫のカンシェフが担当してくれるので買い物もやってくれます。(助かります、どうもありがとう。)私は掃除担当なので掃除グッズなどをピックアップ。結婚生活も長くなるとそれなりに得意分野が出てきて担当が決まってくようです。笑

買い物が終わって自宅に戻り買い物を片付けた後、少々ひとやすみ。今日はカンシェフがコーヒーを入れてくれたのでCosta(←Tescoで売ってた)コーヒーとシナモンロールで朝ご飯。

 

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朝のコーヒー

そこでカンシェフ夫婦のこだわり「コーヒーは紙フィルターで淹れる!」

以前(夫がガンになる前)はコーヒープレスを使っていましたが調べたら紙フィルターがコレステロールをカットする。とあったのでそれからは紙フィルターでコーヒーを淹れるようにしています。調べたら情報が出てきたので気になる方は下記参照↓

CNN.co.jp : コーヒーの淹れ方、フィルター使えば早死にリスク低減か 新研究

と、書きましたが何を信じるかは個人の自由ですからおまかせします。笑

さて本題。いつもカンフィフ夫婦が買い物から戻ってみるテレビ番組。「Saturday Kitchen」です。その名の通り土曜日だけ放映。笑

BBC One - Saturday Kitchen

仕事も趣味も料理のカンシェフ。この番組をイギリスにきた時から見続けているので、私も一緒に見ています。2016年からは番組プレゼンターがMatt Tebbutt(マットデパッド)さんになっていますが、カンフィフ夫婦がイギリスへやってきた2006年の番組プレゼンター(2006年〜2016年)はJames Martin(ジェームズマーティン)さんだったため、個人的に馴染みのあるJamesさんの番組の方が落着くような感じ。。。。

そして、毎回番組の途中で「はい、お馴染みこの料理に合う“ワイン!”」というの紹介され「相変わらずワインって料理に欠かせないんだなぁこの国は。」と思ってみています。赤とか白とかロゼとか出てきてワインの出身地、特徴、味の表現など値段と共に説明してくれるのでワイン好きな人にはたまらないかもしれません。(あいにくカンシェフ夫婦はNon Alcohol。)

そこで!ちょっと気になる。。。。

「皆さんはイギリスの食についてどう思われますか?」

私がイギリスに始めて来たのは1994年。最初に生活したのが1996年。今思うとその頃は「食」は今ほどメジャーでなかったように思います。イギリス食ってピンとこないし、不味い、、、、というイメージ?。。。。。

わかります、わかります。私も正直そう思っていましたし、多分1994年頃あたりはそれがドンピシャリだったと思います。

でも忘れてはいけない!人間は進化するのです!。。。

「Fish&Chips」は、れっきとしたBritish Meal ですが、1994年と2020年では26年も差があります、そう考えるとドドーンッ!と進化しているはずです。

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Fish&Chips

どこがどう進化したかというと「Quality」そして「Detail」ですっ。

これは実に素晴らしい進歩ですっ!拍手拍手

QualityやDetailにこだわると味も見た目もガラリと変わります、そして全く違う別物に変化するのですぅーーーーーっ。(ちなみに、これ食べ物の話だけではないでっせ。あえて言うなら女の人の化粧。。。)

で、一体この変化に力を入れたのは「誰?」でしょう。。。。気になる。。。。

イギリ先代のシェフ?と呼ばれていたかどうかは別として、いつも出て来るイギリス人の元シェフ&旅のテレビプレゼンターのおじさん「Keith Floyd(キースフロイド)」さん。(Wikipediaから引用)

en.wikipedia.org

彼こそがイギリスの食をイギリス庶民におもしろ、おかしく、まじめに「味へのこだわり」を教えた人です。その後、次から次へと食に関わるテレビ番組が出現し、イギリスの食文化に光が差しました。

イギリスの中で「シェフという職業の位置づけ」は低賃金で重労働というイメージが大きく(確かにハズレてはいませんが)大学を出てシェフになるというより、まずレストランのキッチンの下働きで入ってから出世するというパターンの方が多いです。

彼のテレビ番組のおかげで多くの一般市民は食について学ぶ事ができ、その後彼を目指し、また彼を上回るようなシェフやテレビのシェフプレゼンターが出て来た事は言うまでもありません。イギリスの食はまずい!と思われていたのは過去の話。ロンドンにはInnovativeでExcitingな食を味わうことができる場所がたくさんあるコトを忘れないで下さいね。(じゃあそれは一体どこやねん?!という方←また次回お話しましょ)。