清々しい天気のロンドン。今日は古いけど新しいMacでこのブログを書いています。なかなか使い心地良い感じ。嬉しい。実は今までかなり古いMacを使っていました。何年経ったかな？えっ？！もう10年以上経っていた！（まだ私の隣に置いているけど。）と言うのも、やっぱり使い慣れているモノは一番自分に合っていると思っているし、愛着もあるし、普段使っている「慣れ」から使いやすいし、PCの中はどこに何があるかもすぐ分かる。と言う「慣れからくる使いやすさ」と言う理由で使い続けていました。まぁあまりにも古いので、なかなかなぜかWifiに繋がらなかったり、なんかスロー。。。みたいな時もあったりしてサクサク仕事ができない。。。のも確かでした。
心の隅っこにいる別の私は「正直な気持ちを言うと新品Macはいいよ〜だって何と言っても見た目がかっこいいし、それにあれば便利だろうし、私が最初の持ち主になれる「新品」の響きはやっぱり最高！。まあ、値段は高いけどね。」と言います。
確かにその通り。そこで、じゃあそろそろ新品Mac見てみるか。。。と色々Webでさがし始めました。値段、やっぱりそこそこするし安くはない。で、この先何年使うかな？３年？５年？10年？。知らず知らずの内に頭が考えているのはモノの価値と値段です。これが20代の時なら多分そんなに深くは考えていなかったかな？。さすがアラフィフになるとお金の出入について深く考えてしまいます。
で、結局。やっぱりもう少し待っとこうと、この問題を隅っこに置いて問題解決。こんな状況でロックダウンが始まって、いよいよ子供の学校からは「夏休み終わりまで学校を閉鎖します。課題だしますからログインしてチェックしてください。」と連絡が来て。さすがにこのままでは学校の課題のログインなどでPCが必要になってくるかも。。。下の娘はケイタイを使用してログインしていて、課題は上の娘のPCを借りないといけないので、ちょっとばかり課題が放ったらかしになっていた。すると学校の数学の先生から電話がかかり「課題ができていませんが大丈夫ですか？」と連絡が。「あ、これ限界！なんとかスベシ！」と思った私。またまた隅っこに置いてたPC購入検討課題を目の前に持ってくる。。。
再び考えこむ「モノの価値と値段」。。。。チーン。。。沈黙。
見兼ねた夫がやって来て「コレ、ドウカナ？」とみせてくれたのはebayで販売されていた£200のMac。2010年モデルでソフトはSierra。一瞬「えーっ？！」となりましたが、とりあえず今年はこのMacを使って来年再び考えよう。と言う結論になりました。
早速Macが自宅に到着し使ってみると。なーんとサクサク作動してくれて娘も大喜び。（このMac、娘のモノで私はこのブログ書くのに拝借中。）
今まで10年以上使用していたはMacは古いですが愛着がありました。でもこの古いけどあたらしい？Macが来たので、そろそろサヨウナラすることに決めました。（アップグレードも古すぎて出来ない様子だし）
「モノの価値とモノの値段」
日本にはどれぐらいの中古品を販売する場所があるでしょうか。（私の記憶では中古品店というと本屋さんやCD、車屋さんなど？が多いような）イギリスには中古商品を販売しているお店があちこちにあります。チャリティー団体が主催しているお店は洋服や家具、家電など。（売上の一部はチャリティーへ）またビンテージマーケットでも使い古されているけどまだまだ使える商品がずらり。
今の世の中は次々と新しい商品が生み出され価格もそれなりにします。新品を買ったのはいいけど、あまり使わなかった、使い勝手が今ひとつだった。というような理由から自宅で眠っているモノもあるのではないでしょうか。「環境問題、ゴミ問題」と言われるように、次々出てくる新商品とそれに押されて次々出てくる古い商品達。まだまだ使えるけど、ま、いっか。とゴミへ直行するのもちょっと悲しい気がします。
本当に必要なモノとそのモノの価値。「新商品」と「古いもの」の中間に位置する「中古品の不用品」まだまだ使える状態のモノもたくさんあるのです。
ちょっと改めて、もし中古でもいいのなら「誰かにゆずってもらう。またはゆずってあげる。」もしくは「購入するなら信用できる中古品販売の場所で買う。」などなど探して見ると結構身近にあったりします。
夫はもっぱらebayで「オー、コレヤスイ、マダマダツカエル」などと言いながら探しています。古いモノを大切にする、古いモノにこだわってみる。ということは、実は環境にも優しいと言えることなのかもしれません。そしてそんなイギリス人の文化に学ぶことは結構大きいように思うのです。
ということで、私の10年来のMacは中を空っぽにして、近所の中古店へ持って行こうかと思います。新しくなればまた誰かが使ってくれるかもしれないし。。。（私のは古すぎるかもしれないけど。パーツとかリサイクルできるかも）
ということで、ひとまずebay に助けられたカンフィフ家族でした。
