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イギリス発 ロックダウン中に一番人気なチーズ? イギリスを守るためにイギリス人が選んだモノ

イギリスの今日の天気は昨日と同様に曇空。イギリスらしい天気に戻ってしまい、すっかり夏から遠ざかってしまった様子。グレーの雲が空を覆い時々顔を見せる青い空。一瞬晴れたかと思うとまたまたどーんよりな曇り空。かと思うと今度はシトシト雨が降ってくる。かと思うとまた太陽が顔を出す。何と忙しい天気。とまぁこんな天気を繰り返しながら短い夏が訪れるのが一般的なEnglish Wetherです。

日本の京都の実家の母親に電話をすると、今日は33度で暑かった。と言っていました。この温度は真夏日和。イギリスの夏でも33度になることは殆どありません。夏生まれの私にとってはジリジリ暑い太陽が照り通すような日中が恋しい限りです。日本の暑い夏に見る花火ほどキレイなモノはないですから。

話を戻し、今日はイギリスのチーズについてです。こんなイギリスのどんよりな気候の時こそチーズがぴったりです。スープの中にチーズのかけらを入れながら食べたり、スープの横にあるパンと一緒に食べたり、またはクラッカーと一緒に食べたり。などチーズがお腹を膨らましてくれるので、寒さも忘れてしまいます。

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Cheddar Cheese

さてヨーロッパの食生活にチーズは欠かせません。昼に、夜に、ワインと。などなど、食べる機会は頻繁に出てきます。もともと日本は乳製品を食べる国ではなかったので、純日本人の私はそれほどチーズ狂ではありませんが、チーズはヨーロッパ人の冷蔵庫には必ず入っている常備品です。さてそのチーズですが、ざっくり調べたところ700種類ものチーズがイギリスで生産されているそうです。チーズの種類は一般的にソフトチーズとハードチーズ、牛乳から作られているチーズとヤギ乳から作られているチーズ、白カビチーズと青カビチーズなどに分類でき、さらに詳細に見ていくと、熟成期間が短めのもの、長めのもの。また他には燻製されているチーズなどもあります。

スーパーに行くと、ズラリと並べられたチーズの棚にはイタリア産、フランス産、スペイン産、ギリシャ産など多くの国々のチーズが販売されています。

その中で、このロックダウン中に売上げを伸ばしているチーズがあります。それはなんでしょう!

なんと!British Cheese!でした。

この調査は1053人に向けて5/15-18に実施されました。イギリスではこのロックダウン中に自宅で料理する人々が増えたようで、67%の人々がイギリスの農家を支援するためにイギリスのチーズを購入すると答え、また55%の人々はイタリア産やフランス産よりイギリス産を選ぶと答えたそうです。

また3分の2の人々がロックダウンが始まった当初から(3月中旬頃)自宅で頻繁にいちから(半調理品ではなく!)料理をすると答え、またロックダウンが始まると今までよりも子供が料理をする頻度が増えた。と答えた人が42%いたそうです。

これを見ると今後もますます自宅で料理する人々は増えてきそうですね。参考ににしたのはこちら↓の

www.foodmanufacture.co.uk

イギリスでもっとも人気なチーズといえば「Cheddar Cheese」です。元祖はSomersetにあるCheddarと言われる街で、昔からずーっと継続してcheddarCheeseが作られています。13年ほど前に私も観光でSomersetのCheddar Gorgeを訪れましたが、渓谷(Gorge(ゴージ)になっている場所の洞窟の中にチーズが保存されており、とても素晴らしかったのを覚えています。今ではCheddar Cheeseはこの場所だけでなく他の地方でも作られていますが、伝統を守り続けているのはやっぱりCheddarの街です。

どーんよりなイギリスの空ですが、雨さえ降らなければ外出もできます。「これがイギリス」と思えば天気のコトもそう悪くはないかと思えます。皆さん、もしイギリスに来られることがありましたら、曇り空を見ながら、ぜひCheddar Gorgeへ行き、チーズを味わってみてください。きっと新しいイギリスを発見できると思います。

www.cheddaronline.co.uk

 

 

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