「英国在住16年」が届けるロンドン生活疑問を解決

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大学進学する?しない?

みなさん、こんにちは。今日は晴れたり曇ったりの複雑な天気のイギリスです。雨だけは降っていないので、先ほど娘のクラスメイトが最近ケーキ屋さんを始めた。と言うので、一緒に行ってきました。

娘は今年18歳、いよいよこの先をどうするか。と言う地点にきています。大学には転んでも興味がないようなので、自分の一番したい事をするように言い続けると、ダンサーになるのが夢だそうで、夢が実現するように頑張ってほしいと思います。

さて、娘の周りは大学へ行く人が多いようです。そこで、ちょっと気になりイギリスの18歳の人々が大学に進学する確率はどれぐらいかな?と思って調べて見ました。

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2017年に18歳で大学へ進学した人の割合は32.6%、2018年度によると17−30歳で大学に進学する人は50.2%だったと出ていました。年齢にばらつきがありますが、イギリスは年々大学進学率が上昇傾向にあるようです。50.2%だと二人に一人が大学へ進学するということになります。大学進学へする人の性別を調べると、女性が56.6%、男性が44.1%、女性の大学進学率が男性より高いです。

ひと昔前になりますが、1999年に当時のPMだったトニーブレア氏が「50%の割合で若者を大学へ進学させる」というのを目標に掲げていたそうです。あれから約20年たった今、ようやくそのかかげたターゲットに追いついたということになります。

では逆に、無事大学に入学後どれぐらいの割合の人々が卒業できず中途退学になっているのでしょうか。これも調べると、6.3%となっています。100人に6人が卒業できずに辞めてしまうという状況です。

日本はどうかというと、2019年度の大学進学率は54.67%。(イギリスよりも高い)そして、大学中退率は1年間で2.3%と出ていました。(イギリスより低い)という結果から日本は中退せずに学業を修了する人が多いということなります。(ここでなんとなくイギリスのファイナンス問題が見え隠れするような気がしないでもないです。)

イギリスの高等学校は専門学校のような役割をしており、15歳で専門的な学科を選択、また17歳で再び学科選択をして自分にあった分野を学んでいきます。その為一般科目を全て3年間学ぶということがありません。(その辺りが日本と大きく異なっています。)

18歳で学校を終了した後、進学を選択しない場合は、就職をする。アルバイトしながら生計を立てる。またはアプレンティスシップ(半分トレーニング、半分勉学)に参加。などの選択肢があります。

大学に進学する場合は、学校終了後にすぐに大学に入る場合や、または大学に入るための下準備をするFoundation コース(専門分野が違う場合は、ここで基礎を学ぶ)に入る場合もあります。

というわけで、日本とイギリスの大学進学について調べてみましたが、みなさんは大学進学派でしょうか、それとも専門分野で仕事直結派でしょうか。

最近の大学は授業がオンラインになっており、わざわざ大学に通わずとも勉強ができたり、また留学も現地の国に行かずともオンラインでチュートリアルなどができたりする時代です。学ぶためだけならオンラインでもどんどんできるので、仕事と勉強のバランスを取りながらオンラインで大学の資格を取ることも可能です。大学に行くにはそれなりの授業料も支払わないといけないですから、注意深く今後を検討するのもいいかもしれません。

さて、冒頭に話をした娘のクラスメイトですが、ケーキ屋さんを始めたのは「自宅のキッチン」。ソーシャルネットワーキングでドーナツを販売したら、いろいろな人に広まりピックアップで出来立てを販売しているそうです。すっかり注文が入り大忙しらしく、部屋の中は注文されたドーナツボックスが山積みになっていました。

クッキング好きな18歳が始めたビジネス、どんどん大きくなるといいなと応援するばかりです。

 

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