イギリスから書いているこのブログに来ていただきありがとうございます。つい最近就職したばかりで、あまり毎日は更新できませんが、週1回ぐらいの頻度で書いていければいいかな。と思っています。
イギリスに少しでも興味がある人やなんとな〜くイギリスについて見てみたいな。というような軽い気持ちで読んでもらえると少しは役に立つような情報があるかと思います。
さて、今日はイギリスの大学についてです。
イギリスは16歳になると「GCSE(The General Certificate of Secondary Education)」というSixth FORM(日本でいうと高校)に入る為に必要な試験が行われます。Sixth FORMは大学へ入学する基準を満たす為の勉学になるので、まずGCSEで試験をパスしてから希望するSixth FORMに入る。ということになります。
一般的にGCSEは16歳で受けます。基本的には全教科の試験を受けて結果は1〜9までの数字で審査されます。(9が最高点です)ただし、16歳でなければ受けられない。ということではなく、16歳より年下でも年上でも受けることが可能です。イギリスでは大人の人が数学を再び勉強し直してGCSEの試験を受けている人もいます。例えばイギリスの学校ではTachers Assistantという学校の担任の先生を補佐する為のアシスタントの仕事がありますが、こういった職業では子供達に算数や数学を教えたりする場合もある為、資格として数学のGCSEの試験を受けておくと仕事にも就きやすくなるようです。
無事GCSEをパスして入学基準を満たせばSixth FORMの学校へ入学できます。そこで2年間勉強し卒業資格のA Levelの試験を受け、その結果をもってどの大学の学部に入れるかが決まることになります。もちろんALevelがないと大学に入れない!という訳ではありません、Higher Educationというコースもあるので、看護(ナース)や助産婦(ミッドワイフ)などの職業を希望する場合はこういったHEのコースを学ぶことで大学に入ることができます。
イギリスは本当に様々な方法で大学に入学できる方法があります。そして年齢に関係なく入れるオープンユニバーシティーなども設置されている為、そういった意味では教育、勉学へ戻るという機会が年齢に関係なく平等に与えられるという意味では勉強するという間口は日本より広いと言えるかもしれません。
さて、いよいよ日本はセンター試験が1月に始まりますね。将来を考えて大学へ入学を希望されている方もいらっしゃると思います。「イギリスへ留学!」を考えている人もいるかもしれません。何せ筆者も数十年前にイギリスへ留学していた一人ですから、皆さんの気持ちは十分わかります。そこで、今回はSundayタイムズ誌が出した2022年のGood University Guide Top100のリストからTop5校をみてみたいと思います。
*100校全部知りたい!という詳細について知りたい方は下記リンクの出典をみてください。
2022年 Good University Guideよりベスト5
1)University of St Andrews
英国ガーディアン紙によると、St Andrewsの一番人気の学部はClassics, International Relations, History of Art, Geography, Economics and Physics。こちらの大学はプリンスウィリアムとケイトさんが勉学に励まれた大学。それだけでも勉強に力が入りそう。
2)University of Oxford
QSワールドユニバーシティランキング2022年では世界で第2位の大学とされ、ヨーロッパで「ベスト」の大学となりました。人気の学部はアートとヒューマニティー。ナチュラルサイエンスやライフサイエンス、薬学、ソーシャルサイエンスなども人気が高いよう。何と言っても2番目に古い大学ということで歴史感満載の建築物の中で勉学に励むことができます。それだけで十分な気持ちになれそうです。
3)University of Cambridge
バイオロジー、フィジカルサイエンス、ジオグラフィー、ヒストリー、数学、薬学などが人気。ステファンホーキング氏や俳優のエマトンプソンさんが勉強されていました。エマさんのウィットに飛んだジョークはテレビ番組を見ているだけで、とても頭のキレの良さを感じます。大学での学びは勉学のみでなくコミュニケーションを高めるという意味でも一役も二役もかっているようです。