「英国在住16年」が届けるロンドン生活疑問を解決

海外生活 隣の芝生は本当にアオイノカ?ニホントチガウトコロ

『海外編』 学生の進路 大学進学?それとも高卒就職?英国学生の本音

イギリスから日々感じる事を書いてるブログです。

今回はイギリスの現役大学生または高校生などの学生達についてです。

以前のブログでイギリスの進学について書きました。なんだか相当の人達に読んでもらっていたようなので、今回は私の仕事場で日々出会う学生や同等年齢の人の本音を書いてみようと思います。

 

まず、私の仕事場にはパートタイマーの学生が多く仕事をしています。そしてみんな勉強と仕事の両立をそれなりに一生懸命こなしています。

 

イギリスの大学の学費はフルタイムで年間£9300程度。(日本円161円で換算すると年間150万円。3年間で450万円になります)この辺は日本の大学の学費とあまり変わらない場合もあるかと思いますが、日本の大学が4年間であるのに対しイギリスは3年間で1年短いことになります。

 

さて、学費についてですがこの3年間で450万円を簡単にみんなが出せるかというと、到底そんなことはありません。そこで、みんなに聞いてみました。

 

『授業料の支払いはどうしているの?』

もちろん国のローンを借りてるよ。

『それって返さないといけないでしょ?』

うん、収入に応じて返済していかないといけないから大きな借金背負ってるんだよね。返済し続けないと。

という返答。

 

日本と違うなぁと思うのは、まず両親が学生の大学費用の返済に関わっていないこと。学生達は自分で国からローンを借りて自分で返済しています。もちろんその後無事大学卒業してきちんと就職できれば学費ローンを返済しつつ、住宅を購入した場合には住宅ローンをその上に乗せて返済していかなければいけないことになります。一体いつまで返し続けないといけないのかと考えると気が遠くなります。

 

こうみると、日本の学生達の両親がどれほど一生懸命子供の為に、子供の将来の事を考えながら小、中学、高校の学校を選択し、将来大学生になった時にどのように授業料を工面しようかと考えながら日々仕事に励んでいるのが目に浮かびます。

(ネットにも山ほどの情報が出ています。子供を私学の大学へ行かせようとすると生まれてから「⚪︎百万かかります!」などと書かれたりしているのをみると恐ろしくて近寄れません。)

 

一方で大学には行かない。という選択をしている人もいます。パートタイマーで仕事をしている人やパートタイマーで仕事始めたけど今はフルタイムでそのまま仕事してる。という人もいます。気になったので聞いてみました。

 

『どうして大学行かないの?』

私には大学行ってまで勉強する気がないし、勉強は苦手なの。それよりお金貯めてニュージーランドに旅しようと思ってるの。

と嬉しそうに話す。

そして別の人にも、

『今、あなたは大学生?』

ううん、僕は大学には行ってない、高校からパートで仕事してたけど高校卒業後にフルタイムでここで仕事継続してるんだ。でももう長くなってきたから仕事変えた方がいいかも。苦笑

『別に仕事継続したらいいじゃない、安易に変えて変なところ行くより、継続した方がよっぽどいいと思うよ。』

と話してみた。

 

こんな感じでみんなそれぞれ自分の道を自分なりに考えながら仕事している。ある意味とてもしっかりしている雰囲気を受ける。

 

日本は『子供の為に』と強い思い入れがあるように映るけど、イギリスはそれが薄いように思う。もっぱら主役は本人、どう頑張っても両親ではないことは確か。

そこにはやっぱり「イギリス的」シングルマザーとシングルファーザーの影や、離婚した両親の再婚、家族だけど実は血はつながっていない。というような複雑な家族背景が理由にあるのかもしれないね。

 

日々一緒に仕事しながら、国が違うと子供達の生き方もずいぶんと変わるもんだな。とつくづく感じる。

みなさんの場合はどうでしょうか。。。。

 

今回も読んで頂きありがとうございます。

引き続き応援をよろしくお願いします🙇‍♀️。

こちらも↓↓↓クリックして頂くと励みになります。:-D

にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ

にほんブログ村

😆😆😆

現在PV6位をキープさせていただいています✨😍・・・そして、いつかは1位になるのだっ💪!

応援よろしくね〜っ!!!ありがと〜っ

 

ちなみに前のブログ、こちらも気になる人は読んでみてね。

 

kaigailiving.hatenablog.com