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帰国子女 高校編入 する?しない?子供のチャレンジ

みなさんこんにちは。今日は帰国子女の高校編入について書いてみたいと思います。

イギリスへ戻ってきてから1ヶ月がたとうとしています。日本へ帰国の理由は娘の「日本で高校生活!」でした。入学申請、帰国子女枠入学試験などなど、何だかんだ大変でしたが、無事入学できました。でも!結論から言うと、2学期まるまる日本で高校生活を体験した結果。やっぱり!イギリスへ戻ってきてGCSEとALevel/BTECを終了してから日本へ再びチャレンジする(かも?)。という事になりました。そして今週、娘が日本からイギリスへ戻ってきます。本当は娘は日本に住んで一生懸命学びたかったのです。難しい決断でしたが、後ろ髪を引かれつつイギリスへ戻ることを決めました。

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そこで、私が個人的に思ったことを書いてみます。

そもそも、インターナショナルスクールに行かない限り日本の文部省の学校は大多数が日本人。帰国生徒や留学生を受け入れているとは言え、それらの生徒に対する学校側の勉強サポートはほぼありません。日本を経験し、日本語で学ぶことが留学生または、海外帰国生徒に挙げられている一番の重要ポイント。なのだと思います。(今後日本へ帰国を考えていらっしゃる方はよ〜く考えて決定を)

そんなこと当たり前と言えば当たり前のことなんですが、やはり日本語が不十分で授業について行けず、ほったらかしにされると明らかに置いてきぼりになります。それってどうなのかな?

そこで、親子の挑戦!が始まります。完全帰国してしまった場合は、戻るところがないので子供達は苦悩に耐える日々が続きます。娘の向き合う現状をみて本当に大変だと感じました。学校は受け容れた責任としてサポートをつけ授業へついていけるようにするべきです。というのは単純に私の意見。と同時に何とかせねば!と親も一生懸命に勉強のサポートをしたり、バイリンガルの家庭教師を雇って基本科目を毎日数時間教えてもらう。という事になります。

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せっせと家庭内サポート!その理由は?

日本の学校は日本人が大多数ですから、少人数の帰国生徒に対して授業へついていけるサポートにかける時間はそんなにありません。少人数に時間をかけるなら、大多数へ進学へ向けた教育をした方が効率いいのです。現在高校生を持つ親は昭和生まれ、(私もその一人です)。「大丈夫、頑張れば何とかなる!」と応援の声をかけて成り立つのは日本語を完璧に理解できる子供に対してかもしれません。

帰国生徒達に何とかなるだろう、何とか頑張ればできるはず。という理解の仕方は、海外在住が十数年以上あり、日本語に慣れていない帰国生徒や海外からやってきた留学生にはまず無理ではないでしょうか。

また、それと合わせてミックスの帰国生徒が持つ「自分のナショナリティー」というジレンマもあります。このジレンマは一体いつまで続くのでしょうか、多分彼ら彼女らはこのジレンマを一生背負いながら生きていくんだろうか。とひしひしと感じつつ生活した日本の一時帰国でした。

結果として、娘はイギリスで再び学業に励むこととなりイギリスが迎えるGCSEへ突入します。いばらの道はそれほど長くなかったけど(娘にしてみれば長かった)、イギリスにはイギリスのハードな学業が待ち受けているので、このいい経験を元に頑張って欲しいと思います。

イギリスへ戻ってきたら次はGCSEの日本語を受験して、地道に未来の日本生活のベースを少しづつ作れるといいかなと思います。GCSEについてはまた改めて。

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