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イギリス発 ニッポンのカツカレーが大ブーム?

こんにんちは。ブログを書き始めて間もないフィフ姉です。毎回スーパーマーケットへ行く度に新しい発見を見つけて皆さんにお届けするブログをやっています。スーパーマーケットへ行くと今の市場でどんなモノが流行っているか面白い程一目瞭然です。

今回の発見は「カツカレー」。一言で「カツカレー」といっても、イギリスの中ではきちんと「カツカレー」が何なのか理解してくれていない場合もあります。例えばちょっとした勘違いなど。。。。「カツカレー」という名前が日本のカレーだと思われていて、実は「カツ」と「カレー」は別物で。。。。という部分を理解してもらえてなっかたりします。まぁ、日本にもそういう部類のモノは色々あると思うのでそ、の辺は攻めませんけどねぇ。。。

そもそもこのカツカレー旋風が巻き起こしたのはアメリカ。アメリカはボリュームのあるフライ料理などが大人気です。(ニューヨック行った時、一人分の量の多さとハイカロリーな食べ物がい〜っぱいで、胃腸の弱い私には正直ちょっと辛かった。)そして更に“アジア料理は健康に良い”などのイメージに相まって、そこから「カツ」が出回り始めました。アメリカのレストランメニューでは過去4年間に5%以上カツメニューが増加し、アメリカ人の20%の人々がカツを食べた事があるそうです。(下記参照)

katsu on U.S. restaurant menus are up 5 percent over the past four years, according to Datassential, which notes that 20 percent of U.S. consumers have tried it.

ちなみに丼ぶりやカツサンド、日本のウィスキー、納豆、唐辛子、七味、柚子胡椒など結構「オツ」な商品ですが、これらも日本の味としてレストランメニューに取り入れている割合が過去4年間で40%増加傾向とのこと。(下記参照)

culinary spotlight (e.g., soufflé pancakes, donburi rice bowls, katsu sando milk bread sandwiches, Japanese whiskeys, natto, togarashi (a seven-spice blend), and yuzu kosho, a condiment that has increased 40% on U.S. menus over the past four years (Datassential 2019)

驚きですねぇ。SUSHIだけかと思っていましたけど、いかにアメリカで奥深い日本の食が定着しつつあるかよく分かります。そして、そのカツ旋風はイギリスにも到着。スルリとイギリスの市場に入ってきました。なぜ "スルリ"と入って来れたかというと、、、イギリス人に好まれる人気の家庭食 "Fish&Chips" 。これ揚げ物です。更にイギリス人はビール大好き。発酵にこだわる上面発酵やら下面発酵やら天然発酵やらと種類も様々で毎晩ビール飲んで過ごしている人も大勢いるでしょう。となったら、ビール片手に食べるモン。といえば、、、

「揚げ物」

ってことで、イギリスでもあっという間に「カツ」ブーム。でもっ。

イギリスはレストランやテイクアウトだけでは収まりません!

イギリスになくてはならないこの「ポテトチップス」と「ヌードル」。

もちろん、カレー味登場!(カレーだけにちょっと黄色に変えてみた。)

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カツチップス

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カツヌードル

前回のブログでも書きましたが、イギリスではベジタリアンやビーガン食も今人気が高まっているメニューの一つ。最近のイギリスの「カツ」はレストランなどで「ベジタリアンカツカレー」に変身したりして、またまた更なる人気が出るコト間違いなしっ!

今晩のメニュー、カツカレーにしてみようかな。。。。