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生きるか死ぬかギリギリだった話

はてなブログ今週のお題「人生最大のピンチ」に参加するブログを書いています。

恥ずかしながらこんな企画があったんだ〜。と今更発見。

 

人生が100年だとすると折り返し地点にやってきているぐらいの歳です。

人生は様々なピンチを乗り越えて生きていくものだと思うし、ピンチがあるからこそ人生を楽しめたり、学んだり、人に教えてあげる事ができたりするのはないかな?。

またピンチは過ぎてしまえば思い出になり、笑い話にもなり、またある意味生きる力にもなり、自分に自信を持たせてくれたりする。

 

さて、本題。。。生きるか死ぬかギリギリだった夫の話。

 

夫という人と知り合って27年ほど。波乱万丈人生だけどおかげさまで今までそれなりに楽しく生活できているので夫や子供に感謝をしている。

結論から言うと。

夫はステージ4の結腸癌だった。人生最大のピンチ。

トイレに行ったら便器が血で真っ赤に。急いでお医者さんへ連絡すると検査しますから病院へすぐ来てくださいと言われた。その後次から次へと検査の嵐。その結果ガンだった。

 

癌治療専門のお医者さんから「癌の治療はとても長く体も心も苦痛を伴います。必ず治りますから一緒に治しましょう。治療期間は最低でも3年ほどかかりますからそれだけは理解しておいてください。」と話を聞く。

治療を進めていくにつれ、お医者さんの「体も心も苦痛を伴います。」の意味が理解できた。家族全員が暗闇の中のトンネルで出口の光が全く見えないようなそんな状況だった。

 

治療が半年ほどすぎた頃、治療室で「とてもパワフルながん細胞だったので、あと数週間遅れていたらもう手遅れでした」と聞いた時

「この人は崖っぷちの生きるか死ぬかのせとぎわにいたんだ」と思うと同時に、ラッキーにもこの人はこのギリギリの状況で見つけてもらい「治りますから治しましょう!」と言ってもらっている。

「この人は生きないといけない人なんだ」と思った。そしてその後

「この人を死なせてはいけない!」と思った。

 

3年ほど過ぎて治療も手術も終えた後「癌細胞は見つかりません」と言う結果をもらう。ホッと一安心。

経過検査を行うことで丸5年間、癌細胞が見つからなければ治療完了ということに。

まだ5年は経っていないけど今の所順調に過ごしている。

 

あの時「便器の血」がなかったら多分夫は今、ここにいなかった。

「人生最大のピンチ」を家族で乗り越えた。3年間の治療期間は正直5年以上に感じるほどゆーっくりと流れた。

 

この「人生最大のピンチ」の山を乗り越えて色々学んだ。

  • 家族の時間は何よりも大切
  • 夫婦共に生きていることが大切で周りにあるものは二の次で十分

このピンチを経験して家族の絆はより一層強くなった。生きている自分達の「今」という時間は何かの理由で明日は無くなるかもしれない。

お金も物も贅沢もほぼほぼあまり興味がなくなったけど「時間」だけはとても貴重だと改めて感じる。

癌は早期発見で十分直すことが可能だし癌だから生きられない、と言うことはまず無い。ただ手遅れになってしまったら。。。夫は癌治療中に2人の友人を癌で無くしている。

 

はてなのお題で書いたこの「人生最大のピンチ」

ちょっと重い話になってしまったけど、どうか皆さん『もし、なんとなく体がいつもと違うな?』と思ったらとりあえず検査へ行きましょう。

仕事が忙しくて、、、なんて言うことは二の次。

自分の体はもちろん、家族や子供また大切な人がいたら検査はその人の為にもするものだということも理解しておきましょう。

 

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現在ブログ書く回数が減ってしまい9位あたりをウロウロ・・・いつかは1位になりたいなぁ。