クレカ
今回はクレジットカードについて。
イギリスに来る前は日本でOLをしていて、毎月給料が入ってくるので、さぁーて買い物するかと思って出掛けたら愛想の良いお兄さんやお姉さんに
「クレジットカード作りませんかぁ〜。」
「今カード作れば、今日のこのショッピング、割引になりますよ〜。」
などと誘われ、若くてあまりよく分からず。とりあえず安くなるなら作っとこか?という感じで作っていました。
しかしっ!
クレジットカードの怖さ
そのクレジットカード。ちょっと待った!
実は奥深〜い仕組みになっている事。皆さんは知っていますか?
私はは知りませんでした。そしてそれを知ったのはイギリスに来てからっ!(こんなコト学校では教えてくれませんしね。)
それに実の所どうなんでしょう?皆さんはクレジットカードは奥が深いよ。という事を両親や兄弟姉妹さんから聞かされてましたか?)
少なくとも、私は父親から
「クレジットカードは怖いぞぉ〜。請求された料金に利子が着いて恐ろしい金額請求されるから気をつけんとアカンぞぉ〜」
と度々聞かされていました。
でもよく確認すると
「単純に全額同月に返済すればええんやろ?翌月返せば利子つかへんよ」
というコトで、確かにその通り。お陰様で利子つけて請求される事はありませんでした。
(過去の自分を思い出す→独身者ってお金あるんですね。)なのでクレジットカードっていうものはそれだけのものなんだ。と思っていました。
イギリスとクレジットカード
イギリスでの生活はほぼ全てカード決済です。
(今から25年ほど前はみんな現金支払いだったと思います。英国滞在長い人はご存知かもしれませんが、その前は「チェック」っていう小切手に目の前でサイン(署名)して支払う方法もありました。懐かしいな。
(*チエック支払いというのは銀行が発行する小切手支払いです。)
クレカは10ペンスでも支払いができるし、最近は携帯で「パキーンッ」という音と共に支払えますよね。
コンタクトレス決済でカードを機会に触れるだけでお金が勝手に引き落とされる。
便利だけど恐ろしい?決済。
知らないと怖いクレカ
クレカで何がそんなに奥深いのかというと。
このカード、実は住宅ローン申請とかと密かにくっついているのですよ。 💀
更に新しいクレジットカード申請時にも「クレジットスコア」というものが出てきて(いわゆる信用度)カード返済期日にきちんと返済出来ていなかったり、ローンの金額が収入より多いと新しいクレカはもちろん、ローンなども却下されます。
「怖いーっ」
といっても、例えば収入がやたらに多い人や寝ていてもお金が入ってくる人達みたいな人にはこんなコトは無関係です。
なぜかというと
常に口座に大金があれば決済日には引き落とせます。問題は口座にお金が決済日にない場合です。
夫婦で頭打ち食らう(苦い経験)
これに気づかされたのは住宅購入を検討し始めた頃でした。
夫婦共々一緒に住宅ローンについて聞きに行ったとき不動産屋に「クレジットスコアをプリントして持ってきて下さい」と言われ。
「は?それは何ですか?」
不動産屋にはこの人達そんな事知らないの?的な嫌な感じの横目線で見られ。ため息まじりに「ここのWebサイトに行って詳細入れれば出てきますから。」と言われ。
トボトボ返って来る夫婦。早速自宅に帰ってチェック。すると!!
「何これっっっ。何のスコア??」
そうです。これは信用度です。
カードと銀行の支払い詳細がでてくるページへ。不動産には丸見え。びっくりし過ぎて頭の中グルグルする😵。
スコア見つつ詳細について不動産屋からしぶしぶ学ぶ二人。世の中そう甘くはありませんでした。(ひとまずここではスコアの結果についてはご想像におまかせ。)
クレカから学んだこと
微妙に落ち込みましたが、クレジットカードって見えない所でつながっています。
“自分の知らない所でチェックされている”。わけです。
これは単純に支払い問題だけではありません。人生にかかってきます。
借金だらけのイギリス家庭
そこで気になりました。何でもかんでもカードで支払うイギリスの国。
いったいいくら?
家庭の平均借金合計
クレカ支払いによりる平均£2,595 (498,240円)
ローン返済による平均£4264(818,688円)
*いづれも日本円192円で計算
合計金額ほぼ132万円!!
更にもっと恐ろしいページ、、、、(下記)見るのも恐い。(ちょっと昔の記事ですが)個人の借金額2020年に突入で1920万円!って書いてある。
まとめ
恐ろしいイギリスの現実を見てしまいました。
結局カードで気前よくポンポン買うと恐ろしい借金地獄に陥ってしまう可能性があるということです。本当に気をつけてクレカは使ったほうがよさそうです。
でもまた疑問
こういう状況で全員ホームレスになってもおかしくないのになっていないのはなぜ?
そこです、そこ!それはイギリスという国が手厚く市民を助けてくれているからです。
プライベートのクレジット会社の一人走りがない。というのが一番の点かもしれません。(←これについてはまた次回)
イギリス生活をしている人もこれから生活始める人も、あれも?これも?のお買い物。知らず知らずのうちに恐ろしい山にならないように気をつけながら使いましょう。
サクッと書きましたが、読んでいただきありがとうございました。ご意見などありましたら、ぜひどうぞ。
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