「英国在住16年」が届けるロンドン生活疑問を解決

海外生活 隣の芝生は本当にアオイノカ?ニホントチガウトコロ

人生の節目を祝う イギリスの誕生日パーティー 

おはようございます。イギリスは快晴で太陽が眩しく部屋に差し込んで来ます(嬉しい)。こういう日はの〜んびり1日を味わいながら過ごしたいな〜と思います。といっても結局、掃除や洗濯などをして過ごすとの〜んびり。というよりは、ちょっとゆっくりできたかな?程度になるんですけど。まぁ、それはそれで良し。

イギリスに合計16年ほど在住し毎回思うのは「誕生日パーティーというものは本当にイギリス国民の中で重要な位置にあるのだな〜」ということです。子供のいる家庭では必ず毎年子供の誕生日パーティーをします。規模は小さかったり大きかったりしますが、パーティーをすることが家族の一大イベントだったりします。この点は日本と大きく違うように思います。(少なくとも私が小学校の時はこんなパーティーは全くありませんでした)

イギリスは16歳、18歳、21歳と(まだまだ先もあるのですが。)大規模なパーティーが行われます。これは人生の「節目」と言われている年齢です。

f:id:LondonVMD:20200722194929j:plain

ティーンバースデー

16歳

この年齢は子供よりも大きく大人より小さく、ホリデーに友達だけで行くのもまだ少し早い。という微妙な年齢。16歳はイギリスで言う学校のSixFormエントリーの年齢(日本でいうと高校生に当たる)になるので、将来へ向けてまた新たな選択をしないといけない歳でもあります。アメリカではSweeet Sixteen と言われ、こちらも盛大にパーティーが行われます。イギリスではこの16歳からは親と一緒に過ごすというよりは、友達と一緒に過ごす時間の方が多くなり始め、これ以降、誕生日パーティーに親が参入することは少ないようです。だからこそ16歳のパーティーは家族、親戚、友人などを招いてパーティーを開きます。

18歳

f:id:LondonVMD:20200722195030j:plain

英語でいうと「The end of Childhood」。子供から卒業し、大人の世界へ。自分に責任を持ち自分で決断を下しながら生きていく年齢です。SixFormが終了し進学する人と就職する人に分かれます。また親の承諾無しで結婚できる年齢でもあり、パブでアルコールも飲めてしまいます。イギリスでは若いうちに子供を持ちシングルマザーをしながら生活をしている人も多く見られ、自分自身や家族の生活に責任を持ちつつ、育児と仕事の両立に苦労を重ねながら生活している人も多くいます。

 

アフターティーンバースデー

21歳

大学へ入っていた人達は大学が終了し、いよいよ「新たな出発」となり大人の世界へと入りって行きます。また就職をしている人は既に社会人になり仕事の責任の重要さを学びつつ、友人たちと一緒に自分たちのお金で自分の生活の基盤を作り上げようとしている年齢になります。両者いづれにせよ、このバースデーを機に1週間程度のホリデーをとり、新たな出発へ向けて自分をオフにして心の準備をしたり友人と楽しみながら、ゆっくり過ごしたりします。

こういった人生の節目節目を自分と周りの人々と一緒にお祝いする誕生日で、家族や周りの人々に支えられながら、自分に責任を持つことを学んでいくティーンとアフターティーン。

日本では誕生日パーティーを開くということはあまり一般的では無いため、何気無く20歳の成人式までは子供のまま。というような感覚に押されがちで、ついつい子供に手を焼いてしまいがちです。親の手を離れる。ということは寂しい気持ちも反面、逆にいうと親の自由時間が増えるということでもあります。子供には年齢に応じた対応をし社会人になるための準備の手助けができればそれが一番ではないでしょうか。

さて、この節目節目のパーティーですが、もちろん出費も重なります。でも「高価格=素敵なパーティー」というものではありません。あくまでも主役が楽しめ、祝ってくれた人々に参加して良かったと思ってもらい「みんなの思い出に残るパーティー」であってほしいと思います。

ではそんなパーティーを開催するためにどんな準備が必要なのでしょうか?以下にいくつかキーポイントをあげたので参考にしてもらえるとうれしいです。

パーティー準備のためにすること

*招待する人数と参加してもらいたい人のリスト作り(計画は早めに)と日程決定

*開催したい場所を下見し、早めに予約(人数が決まればおおよその必要スペースが見えてきます)

*誕生日パーティーのテーマ決め(テーマを決めるとどんな感じのデコレーションにするのか、パーティーの内容についても見えてきます)

*大まかの進行スケジュールを30分間隔でスケジュール決め

(流れが見えるとパーティーの始め、中間、終わりが見えてくるので、大まかに内容が見えてきます)

*パーティー用の食品、飲料を決める。

(あまり手の込んだ料理にすると時間がかかってしまうので、時間を要せず簡単に作れるものがおすすめです。盛り付けなどで見た目がガラリと変わるのでシンプルでありながら色の変化でアレンジを効かせるといいです)

*招待状を作る、参加または不参加をチェック

(誰の何歳のパーティーなのかをメインに招待状を作りましょう。一目見てパーティーのコンセプトが見えるようなデザインが最適です。また参加してもらう人には希望する洋服のスタイルも記載します。フォーマル、カジュアル、コスチュームなどなど)

*ケーキの手配をする。

(本人も嬉しくなる名前や年齢が入っているデザインのケーキが最適です。ケーキに書けない場合はスタンド式のチョコレート板やデコレーションスタンドなどに記載することでケーキにさして対応ができます)

*パーティーヘルパーをお願いする

参加してくれる人の中で、一番心安くちょっとしたお手伝いをしてくれる友人がいればパーティー主催者は助かります。

*DJや司会者が必要であれば手配する

経験のあるDJや司会者であればなお良しですが料金も高額だったりするので、自分達で挑戦し、和気藹々なパーティーにしてしまうのも一つのてです。

まとめ

以上、パーティー開催のためのポイントをいくつかあげましたが、一番重要なのは本人と参加してくれた人々の「思い出に残る」ことです。

パーティーが終了した後に、参加してくれた人々にありがとうの気持ちを伝えたい場合は、小さなギフトを渡すのも一つですが、パーティーの写真をハガキなどにし気持ちある一筆を書いて投函してみるのも、パーティーを思い出してくれるいい機会になるかもしれません。

ではみなさん、パーティーを開催して子供達にも大人達にも思い出に残る良い1日を作ってみませんか。

 

読んで頂き有難うございました、どうぞ応援をよろしくお願いします。

 クリックして頂くと励みになります。:-D

にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ
にほんブログ村