イギリスは大変良い天気が続いており、そろそろ秋になる頃かな?と思っていたら、いえいえまだまだ夏は終わりませんよ。と、またまた2日前の30日はかなりの暑さで30度を超えました。
ロックダウンが長すぎて、いつから夏休みだっけ?と頭がぐちゃぐちゃになりますが、実は巷はすっかり夏休みでもう8月です。このブログを始めたのが、4月の末。丁度ロックダウンが始まって1ヶ月過ぎようとした所でした。なのでそれから今まで丸4ヶ月間私はファーロー(英語でいうと以下です)になっております。ファーローって何?と思われるかもしれません。
ファーローとは、、、、
furlough
/ˈfəːləʊ/
1. 休暇
そうです、政府が出したこの休暇です。10月末までは給与の80%を支給するからどうにか食いつないでね。という政策です。一応10月までにはどのビジネスも再開するだろう。と先を見越した計画だったんですが、、、、実はお店はまだまだ閉店している所が多いです。
今日もセントラルロンドンへ行ってきましたが、シャッターは下りたまま。営業再開はしているものの、毎日の営業時間は超短縮。日月休みで火曜から土曜までの6時間営業となっているのを目にしました。これ深く掘り下げてみると、実質6時間お店を開けて6時間に見合った売上が見込めるか?と聞かれると多分きついです。なぜかというとセントラルロンドンでお買い物をするお客さんはみんな観光客だからです。観光客なしのセントラルロンドンで高級な買い物をしてくれるようなお客さんはなかなかいません。
ビジネスとしては7月から店をオープンし徐々に復活へ向かうか、または10月末まで渋々シャッターを閉め、11月から営業再開をしてクリスマス商戦に賭けるか、など微妙なところです。売上が見込めない場合は(今の所ほとんどのビジネスはこの地点です)人員削減または給与カットしつつ地道に営業を継続するか、またはキリをつけて全員解雇でお店を閉店するかしか選択肢がありません。考えるだけでも恐ろしいですが雇う側も雇われる側も両方とも「避けては通れない道」となってしまいました。
そこで、このファーローの素朴な疑問をあげてみることにしました。
- 一体どれぐらいの人がファーローになっているのか
- 政府が打ち出したファーローで、UKではどれぐらいの人々が助けられたか
- ロックダウン中にUKのどれぐらいの人々が職を失ったか
ファーロー政策で10月までは失業を免れた人々も10月以降は失業しないという保証はどこにもありません。10月以降はますますロケット並みに失業率が上昇することになりそうです。
ということで、このような現状にあるUKの先行きは当分厳しい状況にあるのがわかります。ファーロー中の私も10月以降なんとか普通の生活に戻りたいと願うばかりですが「もしも」の時に備える事も考えてこの先を見据えたいと思います。